忘れていた誕生日
今日は昔付き合っていた男の誕生日
どうゆうわけか
別れた今でも
お互いの誕生日だけは
メールを送っている
いわば 季節のご挨拶的な
あーもうこんな時期かあ
と
お互いに
季節を感じるだけのメール
特に返信も何も期待していない
会おうかとかも言わない
だからなんでメールしてるのか時々わからなくなるが
あーまだ生きてんだなという
生存確認みたいなとこもあるのかもしれない
大概男と別れると
後ろを振り向いた瞬間に
メルアドと電話番号 写真類とかデーター類が携帯から消える
多分引きずりまくる自分がどっかにいるから
未練をすっぱり切り捨てるために
連絡手段をなくしてしまう
なぜこいつだけ 繋がっているか?
取り敢えず連絡手段は残しといてほしいと
初めて言われたからだ
本当は嫌だったが、
案外大丈夫なとこ見ると
こいつはそうー引きずる相手じゃないのか
はたまた 生存確認だけでもしたいのか
あたしの気持ちはなんなのか未だによくわからない
で
今日今の今までそいつの誕生日をすっかり忘れていた
綺麗さっぱり忘れていた
あーもう 過去なんだ あたしにとって
そう思った